奥富園の魅力とは？狭山茶の名門・15代が挑む日本茶の未来と逸品ラインナップ

こだわり派の30代・40代に愛される奥富園。その真価は、単なる老舗茶園にとどまらない挑戦と味わいにあります。狭山茶の魅力と新しい楽しみ方がここにあります。

奥富園とは何か？狭山茶の名門が誇る歴史と特徴

15代続く歴史と家族経営のスタイル

奥富園は埼玉県狭山市で江戸時代から約300年、日本茶づくりを営む名門茶園です。生産から製茶、販売までを一貫して家族経営で守り続けています。伝統と革新のバランスが、奥富園ならではの味わいを生み出しています。

「狭山茶」とは？独自の製法・味の解説

「狭山茶」は狭山市や入間市など埼玉県西部で生産される日本茶のブランド。特に深蒸し煎茶と「狭山火入れ」と呼ばれる香ばしさが特徴です。まろやかでキレのある味が根強い人気です。

希少性と地産地消の文化

全国シェアではわずか2％。ほとんどが地元や関東近郊で消費されるため、全国的には「幻のお茶」とも呼ばれています。自園・自製・自販の精神が健在です。

奥富園の茶畑・工場・店舗の連携

茶畑で摘まれた茶葉はすぐ敷地内の工場へ運び加工され、出来上がり次第、直営店舗やオンラインで販売。消費者との距離が近いため、好みに合わせた品揃えや新商品の開発も活発です。

国内外への発信力

オンラインショップ展開だけでなく、ドイツ・イギリス・モンゴルなど海外にも茶を輸出。日本茶の世界的普及にも意欲的です。

奥富園の主要製品ラインナップ

深蒸し煎茶

コク深い味わいと爽やかな後味が自慢の深蒸し煎茶。短時間で濃厚な抽出が可能。普段使いにも贈答にも幅広く選ばれ、夏は冷茶としてもおすすめです。

鬼の白骨（茎茶）

火入れを極限まで強めた、香ばしさと飲みやすさが支持される茎茶。ほうじ茶好きにも新鮮な衝撃で、国内外にリピーター多数。リーフ以外にティーバッグも展開。

希少な手揉み茶

茶摘みから製茶まですべて手作業。松の葉のようにピンと伸びる茶葉が芸術的。甘み・渋み・透明感が共演する味わいは、まさに珠玉。少量生産のため売り切れ必至。

萎凋茶（いちょうちゃ）・和紅茶

生葉を少し発酵させて作るフラワリーな香りの「萎凋茶」や、国産原料の紅茶。バリエーション豊かな品種違いの飲み比べも可能。埼玉産いちごを使ったストロベリー和紅茶も人気です。

狭山の抹茶・碾茶

関東初の本格的抹茶工房で生産される奥富園の碾茶。「明松」ブランドの抹茶や手摘みの最高級品は日本茶愛好家から指名買いも。覆下栽培という特別な方法で丁寧に育成。

製品一覧と公式通販情報

商品名	特徴	容量・価格（一例）
深蒸し煎茶	こく深さ・香りともに◎	100g／865円
鬼の白骨（茎茶）	超高火入れ、香ばしい	60g／540円　TB有
手揉み茶	希少・完全手作業	5g／1,080円
萎凋茶	品種別飲み比べ可	50g／650円～
ストロベリー和紅茶	県産苺を使用した香り	ティーバッグ8P／900円
明松（狭山抹茶）	特選狭山抹茶	20g／1,320円

※各製品の詳しい購入は公式オンラインショップをご覧ください。

奥富園が大切にする狭山茶の「体験」と地域連携

茶摘みボランティア募集とイベント

新茶シーズンには茶摘みボランティアを一般募集。初心者も安心して参加でき、手摘み体験から手揉み茶の工程まで丁寧に教えてもらえます。親しみやすい雰囲気も魅力。

地域への教育普及活動

狭山市内の学校では、奥富園の協力で「美味しいお茶のいれ方」授業あり。透明な急須を用いた体験授業で、子どもが五感でお茶を学ぶ文化づくりを支えています。

日本茶インストラクター協会との関わり

現15代目の奥富雅浩さんは、日本茶インストラクター協会の理事も務める要職。日本茶普及や啓蒙活動にも尽力し、メディア取材や講演会も積極的です。

イベント出店・茶会への参加

各地で開催される日本茶フェスや、「さやま大茶会」など地元イベントにも奥富園が登場。茶葉の直販や、茶席での抹茶体験も大好評です。

消費者とつながる魅力

現地やオンラインでの丁寧な商品説明、店主の温かな接客。「また会いたくなる」「また飲みたくなる」――奥富園ファンが全国・海外に増殖中です。

味わい・香りの個性：奥富園の茶が愛される理由

深蒸し煎茶の“美味しさの秘密”

狭山火入れの香ばしさに加え、まろやかさとキレある苦味が両立。コクのある茶液と爽やかな余韻が幅広い料理や和菓子に好相性です。

鬼の白骨：火入れの妙技

ほうじ茶ではなく超高火入れの茎茶。独特のこうばしい香りと、さらさらとした飲み心地が特徴。シンプルな食事のお供にもぴったりです。

手揉み茶：五感で味わう贅沢

わずかな量でも広がる透明感・葉の香り。煎を重ねるごとに味わいが変化し、最後は茶殻までも美味しく食べられる体験型の逸品です。

萎凋茶・和紅茶の多彩な余韻

発酵由来のふんわりとした草花の香りはフラワリーとも表現され、「和紅茶」と一緒に飲み比べるのも通の楽しみ方です。

抹茶・碾茶の特別な存在感

甘く上品な抹茶の香り、碾茶ならではの濃厚なうま味は「明松」などブランド茶で顕著。贈答用や自分へのご褒美にも最適となっています。

奥富園のこれから：日本茶の未来を拓く取り組み

若手による伝統技術の継承

手揉み茶師範の15代目が中心となり伝統製法の保存・技術伝承に力を入れています。希少な手揉み茶も若者の関心を呼び起こしています。

抹茶生産の新たなステージへ

抹茶ブームで年々需要が増すなか、地域初の煉瓦造碾茶炉を設置・運営。「狭山抹茶」ブランドの価値向上にも果敢にチャレンジ。

輸出拡大とグローバル展開

オンラインショップやJETRO支援を活用し、海外マーケットに狭山茶の魅力を発信。日本茶の“世界基準”化に挑戦中です。

新製品・新企画開発への情熱

現場の声や消費者トレンドを即座にキャッチし、新感覚ティーや限定品も積極開発。茶葉以外の
グッズも充実しています。

美味しさと楽しみが続く茶園へ

地元の子どもたちから世界の日本茶ファンまで、自分の“お気に入り”を見つけられる場。五感を刺激する体験こそ奥富園の真骨頂です。

奥富園に関するよくある質問

Q1. 奥富園の製品はどこで購入できますか？

公式オンラインショップ（https://okutomien.theshop.jp/）や、店舗（埼玉県狭山市）で購入可能です。イベント出店時にも購入できます。

Q2. ボランティアや茶摘み体験にはどうやって参加できますか？

毎年新茶シーズンに茶摘みボランティア募集あり。詳細や日程は奥富園Instagramで随時案内されますので要チェックです。

Q3. 奥富園の「鬼の白骨」はどのようなお茶ですか？

「鬼の白骨」は奥富園代表作の茎茶。極限まで火入れした香ばしさ、すっきりした飲み心地が特長で、国内外に熱烈なファンがいます。リーフ・ティーバッグ両方あり。

まとめ：今こそ奥富園で日本茶の新しい楽しみを

奥富園は、伝統の技だけでなく創造的な新風を吹き込む茶の名門です。豊かな味わい・香り、温かい人との交流があなたの日常に“特別な一杯”を届けてくれます。公式オンラインショップやイベントで、ぜひご自身の舌と心で体験してください。